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PASS X150.8 AB級ステレオパワーアンプ
PASS X150.8 AB級ステレオパワーアンプ
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X150.8
特許(1997年)Super Symmetric™回路トポロジーを採用しているクラスAのXA.8(ポイント8)シリーズとクラスABのX.8(ポイント8)シリーズは、Pass Labs.の主力パワーアンプです。
.8(ポイント8)シリーズ
Super Symmetric™回路のトポロジーは、バランス回路を構成する2つ(正相/逆相)のアンプの特性を高精度でマッチングさせることでバランス増幅の性能を飛躍的に向上させます。通常のマッチング技術に比べ、スーパーシンメトリー技術では歪みとノイズ成分をもう一桁小さくできます。2003年〜2004年発表の前作XA.5&X.5シリーズ以来PASS Labsは、次に何が出来るかを研究し続けてきました。2013年発表のフラッグシップのXsシリーズは、.5シリーズの成功にインスパイアされ開発・製品化されました。そのXsシリーズの開発で得られた技術・ノウハウが、.8(ポイント8)シリーズとして結実しています。
現在PASS Labs.は、合計13機種のパワーアンプをラインナップしています。
XSシリーズ | .8クラスAパワーアンプ | .8クラスABパワーアンプ | XAシリーズ |
---|---|---|---|
Xs150 | XA30.8(ステレオ) | X150.8(ステレオ) | XA25 |
Xs300 | XA60.8(モノラル) | X250.8(ステレオ) | |
XA100.8(モノラル) | X260.8(モノラル) | ||
XA160.8(モノラル) | X350.8(ステレオ) | ||
XA200.8(モノラル) | X600.8(モノラル) |
クラスAのXA.8(ポイント8)シリーズは、2014年に日本市場にデビューしPASS伝統の暖かさと高解像度を併せ持ったサウンドでオーディオファイルに支持され続けています。この度、新たにクラスABのX.8シリーズを低能率で扱いにくいスピーカーをドライブする為、またより大出力パワーアンプを求めるオーディオファイルの声に答える形で日本市場において発売いたします。
特徴
PASS Labs.は、小出力でシンプルなクラスA回路の素晴らしさを認識しています。特にスピーカーが高能率で音楽ソースがそれほど複雑でなければその素晴らしさを実感できます。そのコンセプトは、ネルソン・パスによる"First Watt"ブランドで実証されました。
X.8シリーズは、小出力でシンプルなクラスA回路の良さを兼ね備えつつ、大出力と精緻さを併せ持ったパワーアンプです。シンプルなステージ構成に、多くのハードウェアを投入し、少ないフィードバックでありながら少ない歪みを実現しています。さらにそれらの複雑に絡み合う要素を各モデル個別に調整して、最終的に音楽性を追求したハーモニーを生み出します。
新設計の出力ステージは、PASS Labs.フラッグシップのXsシリーズの開発で得られた技術・ノウハウを投入しています。それは、バイアス電流を増加しより広いクラスA動作領域の確保につながっています。それに伴いヒートシンクも大型化されています。ヒートシンクを含め若干大きくなったシャーシがより大きなクラスAバイアス電流領域の証です。
X150.8のクラスA動作領域は15W(ピーク)までクラスAで動作します。
(前作X150.5のクラスA動作領域は10W(ピーク))
その結果、通常のリスニングレベルではクラスAの高品位な再生を実現します。大出力が必要な場合は、型番が示す通り最大150W+150Wを誇り余裕を持ってスピーカーをドライブします。
最も大きな改良点は、全体で3つに別れるステージのフロントエンドの入力ステージと電圧ゲインステージになります。X.5シリーズでは、基本的には各モデル共通のフロントエンドを採用していました。X.8シリーズでは、各モデルの出力ステージの諸特性に合わせて個別にセッティングされています。フロントエンドにより各モデルの出力ステージのそれぞれ異なったトランスファーカーブに最も適したフィードバックをコントロールしています。最適化な調整方法は、まず始めに測定数値による目標とすべき基準を設け、その後5つの異なったオーディオシステムにおける膨大なリスニングテストによって最終決定されます。
フロントエンドは、東芝製のJfet,Mosfet,Bipolarトランジスターによって構成されています。これらの素子は既に生産終了になっていますが、PASS Labsでは、X.8シリーズの為に十分な数量を確保しています。それらの増幅素子のバイアスとドレインを慎重に調整し、出力回路に最も適したロードとフィードバックを選択します。電圧ゲインステージもより大きなバイアス電流、極めて低い歪みレベル、より大きな出力ステージのドライブの為に、ヒートシンクは大型化されています。さらにアンプ回路においては、バイアスレギュレーター回路以外は、キャパシターは使用されていません。これらの結果は、フロントエンドの高安定化、低歪み、低ノイズに結びついています。
X.5シリーズの電源部は、従来のX.5シリーズより大型化されておりX150.8にいたっては、ほぼ3倍のキャパシター容量になっています。付け加えて電源供給のリップル低減ために新たなCRCフィルターが加わっています。ACプライマリーサーキットにはRFフィルターを追加し、伝統のパラレルのレクティファイアーと大容量のトロイダルトランスを搭載しています。
フロントエンドは、独立した強力な電源部を備えています。このレイアウト構成により、出力ノイズレベルはさらに10dB抑えられ、ピーク出力とアベレージノイズフロアとのレンジは、130dB以上を確保しています。
新しいPASS X.8シリーズは、広大なダイナミックレンジと、豪快で制御された低域、PASS Labs.伝統の暖かい中域、そして甘く魅力的な高域をきめ細かな情報量で再現します。
仕様
ゲイン | 26dB |
周波数特性 | -3dB at 1.5Hz,-2dB at 100kHz |
歪率 | 1% THD、定格出力時1kHz、8Ω |
定格出力 | 150W + 150W/8Ω |
入力インピーダンス | 100kΩ バランス、50kΩ アンバランス |
ダンピングファクター | 150 |
出力ノイズ | 200uV アンウェイト 20-20kHz |
消費電力 | 375watts |
外形寸法 | 48.3(W) x 54.0(D) x 19.0(H)cm |
重量 | 40.0kg |
価格 | シルバー:1,067,000円(税込) / 970,000円(税抜) ブラック:1,177,000円(税込) / 1070,000円(税抜) |
😆店長レビュー です!
そんなシンプルな造り故か、設置方法やケーブル等を少し変えただけでもかなり敏感に反応するので、オーディオ的にはなかなか面白いアンプです。
MADE IN USA ですが、東芝のFET、フルテックのスピーカーターミナル、エルナーのオーディオ用電解コンデンサ等、重要な部分に日本メーカーの部品が使われているなど、ちょっぴりジャパニーズテイストを感じる一品です。
ドライバ段の東芝製FETやエルナーのオーディオグレード電解コンデンサは既に廃盤となっているので、PASSでストックしている分が無くなれば別の部品に切り替わるかもしれません。
なお出力段のMOSFETはVishay(米国)のIRFP240とIRFP9240が各20個ずつ使用されています。
パスラボラトリーズ、AB級ステレオパワーアンプ3機種「X150.8,X250.8(日本未発売),X350.8」のうち一番小出力のモデルで一番安価ですが、より大出力・高価なX350.8にしたら音質が良いのかといえばそんなことはなく、ただ出力が大きいだけという印象です。
低音域の重みはありますが、むしろFETの数が増える分、高域の伸びが若干劣る感じがあるので、150Wじゃ足りないという場合以外はこのX150.8のほうをオススメいたします。
値段も半分以下で、重量も40kgですから扱いやすいですよ!
ラックにギリギリ入るサイズと重さですが、アツアツになるのでアンプの上・側面はできるだけ空間を取りましょう。
部品の寿命も延び、音も開放的になります!
ちなみに正面のメーターはバイアス電流を表示しているらしいです。
かなり大きな音が入らないとほぼ動きません。
青色のメーター照明は、背面パネルの穴から内部の半固定抵抗を回すと明るさを調整でき、完全に消灯することもできます。
また、天板を外すとオフセット電圧の調整ができます。
OFFSETと書かれた半固定抵抗を、各スピーカーターミナルと筐体間の電圧が0になるように調整します。完璧に調整するとだいぶ音がクリアになります。
バイアス調整も隣の半固定抵抗で可能です。出力段の基板にあるチェックピンの電位差が規定値になるよう調整するのですが、この値は非公表のようです。
おそらく150mV前後が正解のように思います。
なお、代理店はユーザーによる調整は推奨していませんので
この調整は自己責任でお願いします!
濁りの無い自然なパワーを入れた音になります。
単純にクリアという感じではなく、優しさがあります。
マランツリンク10nが良いからかもしれませんが。笑
僕は小さめのマイナスドライバーで左に回しました。
すみません。書き洩らしました。
ねじを回してメーター照度を変更できるのはXA30.8も同じでしょうか? 質問で申し訳ありませんが、ご教示頂ければ幸いです。
以下教えて頂けませんか?
「青色のメーター照明は、背面パネルの穴から内部の半固定抵抗を回すと明るさを調整でき、完全に消灯することもできます」とありますが、それは電源ソケットの上部にあるシルバーのねじ(添付写真)のことでしょうか?
お問い合わせありがとうございます。
メーター照明の輝度調整は、添付画像のシルバーのねじではなく、
左チャンネル入力RCA/XLRジャックの右隣に「L」と書かれた小さな穴が開いており、そこから小型の+ドライバーを差し込んで回す形となります。
XA30.8も同様に調整可能です。
僕の家は標高320メートルにあるので、
風通しも良く涼しいので特に問題ありませんでした。
まだ、天板外しての調整はしてませんが、良い音してます。
改めて、プリメインとの違いをハッキリ感じますね。
その差や違いはとても大きいです。
プリメインアンプだけで人生を終えずに良かったです。笑
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